胸郭出口症候群とは、首から腕に伸びる神経や血管が通る「胸郭出口」という部分で、何らかの原因により圧迫されることで生じる症状の総称です。この圧迫は、斜角筋という首の筋肉や、小胸筋、鎖骨などによって引き起こされることが多く、猫背や前かがみの姿勢、重たい荷物の持ち運び、長時間のデスクワークなどが原因となります。

症状としては、肩から腕、手指にかけてのしびれやだるさ、痛み、冷感、色の変化などが見られます。重症になると、筋力の低下や感覚麻痺を起こすこともあり、日常生活に大きな支障を及ぼします。また、血流の悪化により手が青白くなったり、冷たく感じたりすることもあります。

胸郭出口症候群は、男女問わず発症しますが、特に姿勢が崩れがちなデスクワーク中心の生活をしている方や、育児や介護で腕をよく使う方に多く見られます。

胸郭出口症候群を放置してしまうと、症状が徐々に悪化し、慢性的な神経圧迫や血行不良が進行します。最初は「ちょっとしたしびれ」「軽いだるさ」といった感覚だったものが、次第に「常にしびれている」「力が入りにくい」「細かい作業ができない」といった状態になっていきます。

神経の圧迫が長期間続くと、感覚異常だけでなく、筋肉の萎縮や運動機能の低下も引き起こすため、仕事や日常生活にも支障をきたすようになります。特に手先を使う職業の方や、スポーツをされている方にとっては大きな問題となります。

また、血管の圧迫により血流が悪くなることで、手や腕の冷えや変色、むくみといった症状が慢性化します。これにより自律神経のバランスが崩れ、全身の不調にもつながることがあるため、早期の対処が重要です。

深谷市のふじ接骨院・鍼灸院では、胸郭出口症候群に対して根本的な原因にアプローチする施術を行っています。表面的なマッサージではなく、症状の原因となる筋肉の緊張や姿勢の歪みに対して、総合的に施術を組み立てます。

まず、特別筋治療を用いて、斜角筋や小胸筋など胸郭出口に関わる筋肉の緊張を緩和させます。この施術は、筋肉の深層部までアプローチし、神経や血管の圧迫を和らげることを目的としています。また、筋肉のバランスを整えることで、再発予防にもつながります。

次に、鍼灸治療を取り入れ、筋緊張の緩和と血流の促進、自律神経の調整を図ります。鍼灸は自然治癒力を高める効果があり、痛みやしびれの軽減に非常に有効です。特に慢性的な症状に対しては、体の内側からの改善が期待できます。

さらに、骨盤矯正を通じて全身の姿勢バランスを整えることで、胸郭周辺にかかる負担を軽減します。骨盤の歪みがあると、上半身のバランスも崩れ、結果的に胸郭出口にストレスがかかる原因となるため、根本改善には欠かせない施術です。

深谷市で胸郭出口症候群にお悩みの方は、ぜひふじ接骨院・鍼灸院にご相談ください。患者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術で、根本からの改善を目指します。

Q：肩～腕～手にしびれ・だるさがあり、接骨院で見てもらえますか？

A：はい。胸郭出口症候群では、姿勢・肩甲骨・胸郭・首・腕の動きが関連しており、接骨院ではこれらを総合的に確認し、症状緩和へ向けた手技・運動指導を受けられます。

Q：パソコン・スマホ操作で腕が重くなり、通院した方が良いですか？

A：はい。長時間の前かがみ姿勢・肩が内側に入っている姿勢が原因の場合が多く、接骨院で姿勢・肩甲骨・胸郭の機能改善を図ることが有効です。

Q：整形外科では軽く済まされましたが、腕が冷たく感じることもあります。通院は必要ですか？

A：はい。血管・神経の圧迫が疑われるため、接骨院で筋・骨格・動作の評価を受けることで、早めの対策を行うことが安心です。

Q：通院するとどんな内容の治療になりますか？

A：肩甲骨・胸郭・首・腕の動きの調整、筋肉の緊張をほぐす手技、ストレッチ・筋力トレーニング、姿勢・荷重・腕の使い方の指導などを受けられます。

Q：悪化させないためにはどうすれば？

A：デスクワーク時の姿勢を見直す、荷物を片方だけで持たない、肩甲骨を動かす運動を取り入れる、早めに接骨院で動き・筋肉・姿勢を整えることが望ましいです。